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続けること、続くこと

adachi
 松江にいる間、もうひとつ美術館に行きました。隣の安来市にある足立美術館です。今年は創立35年にあたる年だそうで、開館35周年記念の夏季特別展、「日本美術院の作家たち」(8月30日まで)という展示を見てきました。

 JR山陰線の安来駅前からはシャトルバスが出ており、これに乗って田んぼの続く道を行くとこの立派な美術館に着きます。それでも、20年くらい前に初めて訪ねたころよりは周囲にお土産を売る店などができたりしてにぎやかになっているような気がします。
 今回は子供たちも連れて行きましたが、夏休み中、中高生はご招待いたします、とのことで、無料で観覧できました。(大人は2200円)若い人たちにいいものを見せてくれるというのは、嬉しい配慮ですね。

 展観は童画、漆工芸品、日本画、そして、ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニングが庭園日本一と評価した庭、その他、陶芸館では北大路魯山人と河井寛次郎の作品がありました。とても広い美術館で、ゆったりとした雰囲気の中で作品が楽しめます。

 お目当ては、特別展の日本美術院の画家たちの作品でした。菱田春草の「猫梅」、前田青邨の「鵜」、安田靭彦の「王昭君」、木村武山の「不動明王」など、すばらしい絵に会えました。また、この美術館の創立者、足立全康という地元出身の実業家は横山大観のコレクションをしており、館内には「大観室」という部屋があります。今回も大きな屏風などを含む15点の大観の作品が展示されていました。8月31日から11月30日まで行われる秋季特別展では「無我」「紅葉」そして「海山十題」のうちの8点が公開されるそうです。今年は五浦でも日本美術院の画家たちの作品を見ましたし、縁があるようですが、秋の展観には行けるでしょうか。

 それにしても、地方の美術館でこのように活動を続けてくれることはとても嬉しいことです。東京の美術館でもその活動をやめてしまうところがあるのに、35年も続けているのは経営が上手いのでしょうか。春に行った天心記念五浦美術館でも感じたことですが、旅行した先で見る絵画には、また別の魅力が加わるようで、こんなところが増えていくのはいいことだな、と思いました。
 日本人も内面の豊かさというところに思いを致すようになってきて、1枚の絵に会いに旅に出るというような人も増えている気がします。そうした動きを見逃さずに、地方の美術館、博物館の学芸員の方がすてきな企画を立ててくださると、本当に嬉しいです。

 この数年、昼間からシャッターの下りた店が何軒もある商店街を見たり、街中でおもしろい店だな、と思っているところが閉店したりするのを見ていて、私は続けること、続くことの難しさをよく思います。それまでと同じように何かを続けていくことは、見ているほど簡単ではなさそうです。若い頃は同じことばかり続けていてつまらないのではないか、と見えていたものも、実は続けていく努力が必要で、同じことでは通用しないものなのだ、ということに気付きました。
 これからも地方のすてきな美術館が活動を続けていかれるよう願いながら、今日はおしまいにします。

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コメント

足立美術館には行ったことがないのに、図録『足立美術館 名品100選』を持っています。発行日が平成11年です。図録の作りもしっかりしており、この美術館の姿勢がうかがえます。最近では、国立美術館でも、手抜きで紙質も悪く全体としてのつくりが悪いですから。

作品は素人目からしても、いい作品を持っておられるようです。機会があれば、一度行ってみたいですね。

近くにはおいしい魚や蟹で有名な境港もありますし、ぜひ山陰の旅行の際には立ち寄られることをおすすめします。

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» 米国の専門誌が選ぶ庭園日本一は「足立美術館」 [[K]こあら日記]
日本庭園って風情があっていいよなぁ〜 実家の庭を掃くときも、つい線をつけたくなるんだよねぇ・・・出来ないけどね。あんまり行った事無いけど、「なんでこんなバランスの配置にしたんだろう?」って、ボーっと眺めてたいなぁ〜専門誌が選ぶ庭園日本一は「足立美術館」 - ...... [続きを読む]

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