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シルクロードの植物文様

Silkroad1


Silkroad

 古代オリエント博物館で行われていた「シルクロード華麗なる植物文様の世界」展を最終日に見に行きました。気になりながらも忙しく、足を運べないでいましたが、若い友人が誘ってくれて見に行くことができました。

 展示の最初はペルシャ絨毯でした。昨年のちょうど今頃、世田谷美術館で見た「宮殿とモスクの至宝」展にも絨毯がでていて、生命の木のモチーフを見ました。その時も、その美しさに憧れのようなものを感じましたが、本当に絨毯というものは何か夢がつまっているような気がします。アラビアン・ナイトのお話の空飛ぶ魔法の絨毯のイメージのせいなのか、鮮やかでしかもどっしりした染色のせいなのか、また、多くの色と形が広がっているせいなのか私にはわかりませんが、なぜかわくわくしてしまいます。

 私を誘ってくれた友人は、ネパールで織物の工房に見学に行った時のことを話してくれたのですが、そこには、幼いころから学校にも行かずに織物を織っているという女性たちがいたそうです。絨毯作りの現場も、中にはそのような織り手たちによって成り立っているところがあると聞きます。貧しく、字も読めない女性たちが、こうした美しい絨毯や織物を作り出せるということは、どういうことなのでしょう。彼女たちは大きな絨毯の複雑な模様を、目にもとまらぬ速さで織り上げていきます。やはり、絨毯は魔法です。

 展示はエジプトに始まり、ギリシア、メソポタミア、ペルシャ、インド、中国、朝鮮、日本とさまざまなものが出ていました。少しずつ形を変化させながら、同じ睡蓮のモチーフやアーカンサスの葉の形、パルメットといわれるナツメヤシの文様、そして唐草、葡萄、宝相華といったものがシルクロードを渡ってくるようすがわかりました。植物文様が施された器物の種類もさまざまで、焼き物あり、金工あり、祭祀の道具あり、日用品ありでした。

 中でも目をひいたのは、イスラムのタイルです。本当に鮮やかな色でダイナミックな植物文が描かれています。こうしたタイルを使った建物のひとつ、東京ジャーミィに入った時のことを思い出しました。代々木上原にあるこのトルコの建物は小田急線からも見えて、ご存知の方も多いと思いますが、とてもきれいなところでした。たまたま催された旅行社の説明会に行き、中を見学させていただきました。こんな美しいタイル張りの建物が立ち並ぶ国へいつか行ってみたいものだ、と思いました。

 今回の展示には、植物の写真も掲げてあり、勉強になりました。シルクロードの植物文は仏像の台座や四天王の衣の文様、また堂内を荘厳するさまざまな仏具などにも使われています。お寺という、日本的と感じている場が、実は世界とつながっているという事実は、おもしろいことです。

 アドレスにsilkroadとあるくせに、ここのところシルクロードとは離れていましたが、こうして見てみるとまたシルクロード熱が出てきました。三井記念美術館で開催されている「敦煌経と中国仏教美術」(12月17日まで)にも行きたくなりました。

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コメント

ちょうど一年前の記事ですね。

関西にいると日常的にいろいろな文化財にふれる機会はあるのですが、どうしても見慣れた風景になっています。ありがたみがないといっては、贅沢なのですが・・・

大小さまざま、時代や地域を越えたさまざまな展覧会は、やっぱり東京のほうが圧倒的に多いですね。
関西でもないことはないのですが、京都・大阪・神戸と散らばってしまい、行くだけで一仕事ということが多いです。

こうして、展覧会の感想を読ませていただくと、行けなくて残念だなあと思う反面、せめて図録だけでもという気になります。
これからも、いろいろと紹介してくださいね。

●祁瑛堡通信さん、こんばんは。
確かに東京は恵まれている街だと思います。
海外の有名なものがきてくれたりしますしね。

でも、油断していると見逃してしまうことも多く、私も後から東京国立博物館のアートショップで図録を買うことがあります。ここは美術関連の書籍が多くて便利だったのですが、最近レイアウトが変わり、以前より本が減ってしまったような気がします。残念!

関西には何といってもたくさんの歴史的建造物がありますし、私には憧れです。

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