最近のトラックバック

美術に関する本

作品が掲載されているHPへ

  • 八橋蒔絵硯箱
    燕子花と橋のデザインされた光琳の作品 (東京国立博物館HP)

裏磐梯 五色沼周辺 1


  • 猫魔から五色沼入口へ向かう散策路を歩きました

さくら

  • Dsc00334_edited
    いろいろなところで撮った桜の写真です。

青楓の小石川後楽園


  • 5月3日小石川の後楽園の庭を歩きました。

« アールデコ風の浴衣 | トップページ | 暦という今年の顔 »

風景の見える文字

Ocha12_1


Ocha11_1

Ocha7

 五月から参加した毎月の茶事も歳末を迎えました。季節ごとの花や料理やお菓子に本当に楽しませていただきました。長いブランクにすっかり忘れていた作法も少しずつ思い出しています。
毎月の茶席に掛けられる軸にも季節は表れます。今日はこの軸に書かれていた言葉をご紹介して、今年の締めくくりとさせていただきます。

5月  薫風自南来
6月  六月買松風
7月  銀河花外転
8月  納涼高樹下
9月  清秋竹露深
10月  菊採東籬下
11月  黄葉一座秋
12月  冬嶺秀孤枩

 不勉強な私にはきちんとした読み方はわからないのですが、もとは禅語や漢詩から取られたものが多いのだと思います。いくつかについては墨場必携などの本にみつけて解説を読みましたが、禅語というものは沢山ありますし、長い漢詩の一節を取り出した言葉を探し出すことは難しいことでした。あちらこちらのブックストアや、神保町の古本屋にいくたびに、手ごろで、言葉を見つけやすい禅語の解説書を探してみましたがなかなか見つかりませんでした。深い哲学を示す禅語を簡単に理解しようなどというのはやはり、むしのよい話なのでしょう。

 しかし、どの言葉も文字を見ているだけで風景が思い浮かぶようなものでした。風景どころか、その季節の風や空気、香りさえ感じられる言葉です。それぞれ、日本人がその季節に美しいとか、心地よいと感じてきたものが言葉になっています。エアコンとビニルハウスのおかげで、一年中をほとんど同じように過ごせるようになってしまった私たちですが、どこかで自然の移り変わりが懐かしく、手放してはいけないものだと感じているのではないでしょうか。毎月の掛け物にあった言葉は、そういう気持ちを思い起こさせてくれて、日本にはっきりとした四季があることに感謝する気持ちになりました。

 ついつい忙しさに生活が一本調子になってしまいがちですが、来年は毎日の暮らしにもそういう季節感を大切にしていけたら、と考えています。そのお手本やヒントになってくれる美術館や博物館の美術品を見に、また来年も出かけて行きたいと思います。

« アールデコ風の浴衣 | トップページ | 暦という今年の顔 »

コメント

郁さんへ

禅語についてですが、「臨済禅・黄檗禅 公式ホームページ」(http://www.rinnou.net/)というものがネットにあります。参考にされてはいかがですか。

●流風さん、ありがとうございます。
確かに、ネット上にも禅語のページがたくさんありますね。これからは、こちらのページも参考にしたいと思います。
私は最近、たちばな出版というところが出した『茶席の禅語』(上下)という本をみつけました。解説がわかりやすく、おもしろく読んでいます。

郁さんへ

禅語の書籍としてであれば、河野太通著『床の間の禅語』(禅文化研究所刊)という書籍もあります。禅語の百選が解説してあります。こちらの方が紹介されている件数がネット上より多いですね。郁さんには、こちらの方がいいかもしれません。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/88028/13274444

この記事へのトラックバック一覧です: 風景の見える文字:

« アールデコ風の浴衣 | トップページ | 暦という今年の顔 »

日本の美術・アジアの美術2

夏の会津

  • 15  喜多方の観光馬車
    会津若松で白虎隊の墓所、御薬園、鶴ヶ城をまわりました。