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国宝・聖徳太子絵伝の世界

Theater


Shoutokutaisi


 昨日は上野の博物館で面白いものを見ました。この前から気になっていたTNM&TOPPANミュージアムシアターというものを見てみたのです。
実は、上野に足を運んだのはこのシアターを見るためではなく、現在行われている特別展「宮廷のみやび 近衞家1000年の名宝」の記念講演会を聴きに行ったのです。陽明文庫の名和修氏の講演は予定時間をはるかに超えて3時50分頃に終わったので、まだ間に合うかしらと、出口にあったシアターのちらしをみたところ、最終は16:00で上映時間は20分とあったので急いで表慶館エントランスに行き、申し込みました。(料金はかかりません)

 久しぶりに入った表慶館はまた模様替えをしたようで、きれいになっていました。でも、教科書に載っていたような有名な古代の物が並べられていた昔の展示室、時がとまっているような錯覚に陥ることのできた誰も来ないあの昔の展示室もなんだか懐かしくなりましたが。
それでも、この味わいのある建物は大切にしつつ活用するべきだと、私も思います。テレビドラマでは裁判所の建物として使われていたのを見たことがありますが、そのようにして使うのもおもしろいですね。

 シアターは別の建物にあり、案内嬢に連れられて行くと240インチの大きなスクリーンを備えたシアターがありました。定員30名というホールはほどよい大きさに感じられました。現在上映されているのは「国宝 聖徳太子絵伝」これはTNM&TOPPANミュージアムシアター公開作品第1弾、とちらしに書いてありましたから、まだこうしたものは始まったばかりのものなのでしょう。

 ハイビジョンの4倍という画素数を持つ画面は確かにバーチャルリアリティの世界。法隆寺の夢殿から絵殿に向かい、階段を上って「聖徳太子絵伝」に対面します。実際には今は鎌倉時代の「絵伝」は取り外され、江戸時代に模写されたものがあるのですが、これをコンピュータの操作で入れ替え、当初あったようにして見せてくれます。

 さらに「絵伝」の場面ごとにズームアップして、おそらく現地に行っても高い場所で見えないところや剥落がある部分など、かすかにのこる絵のようすを細かいところまで楽しめます。面白いのは痛みがひどくて絵がわからなくなっているところを江戸時代の模写の画像で補って見せてくれるところです。入れ替えが簡単にできるので、今は何が描いてあるのかわからないところでも、江戸時代の「絵伝」を参考にするとなんとか想像できて、各時代の絵の違いや共通点が発見できるのです。

 30席という規模も落ち着けるし、何より美しい映像だし、私はこのミュージアムシアターが気に入りました。これからもどんどん新しい作品を公開していってほしいとおもいます。ゲームコントローラーのようなもので思いのままに美術の世界を歩けるような機械が、いつかは自宅でも楽しめるような時代へ進んでいくのでしょうか? そうなったら、おばあさんになっても毎日が楽しいだろうな、と考えながら帰ってきました。

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