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4番目の風神雷神図

Rinpa

 7日に始まったばかりの「尾形光琳生誕350周年記念 大琳派展 継承と変奏」に行きました。お天気にも恵まれた東京国立博物館の周囲は、芸術の秋を楽しむ人たちで賑わっていました。私は父のお供をし、東京都美術館で行われている「日本文人画府展」と「大琳派展」の美術館のハシゴをしました。

 「日本文人画府展」は初めて拝見しましたが、墨絵を中心とした展覧会で、山や森、滝や沢などの日本の自然の風景、木々に包まれた寺社の建物、人物、お祭り、外国の風景、鳥や桜など題材をひとつに絞って描かれた絵などがありました。文人といわれると男性を思い浮かべてしまうのですが、女性のお名前が多いことに驚きました。今朝、ノーベル化学賞をお取りになった下村先生が「最近は女性が元気」という発言をなさっていらっしゃいましたが、お言葉どおり、勢いのある筆でダイナミックな画面を構成している絵が女性の作品であることも珍しくはありませんでした。

 さて、「大琳派展」です。琳派については2004年の国立近代美術館での「琳派RINPA展」を始めとして、多くの美術展で出会っており、今回は再会を果たしたり、旧交を温めたり、という展覧会でした。それでも何度見ても美しいものは美しく、目に楽しい琳派の作品群に満足しました。

 その中で、私が初めて目にしたのは鈴木其一の「風神雷神図襖」でした。俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の3人が金地の上に彩色の風神雷神を描いたのに対し、其一は白い絹地の上に描きました。地味に見えますが、その雲の表現が面白く感じられました。雲の端はまるで龍の爪のようにとがって、不気味な雰囲気を醸し出しています。画面も横長の襖となっており、新しい風神雷神になっています。以前、出光美術館でも先の3者の作品を見比べる展覧会がありましたが、そこにさらに別の風神雷神が加わりました。

 今回の展覧会の名前にも「継承と変奏」とあるように、同じ画題のものがさまざまに受け継がれ、異なる形を見せてくれるのが琳派の楽しみです。次の5番目の風神雷神を描くのは誰になるのでしょうか? 楽しみですね。

 会場には有名な琳派の作品が集められており、高いレベルの琳派作品が楽しめます。京都・養源院蔵の白象や獅子の絵もすごい迫力で、しかも表裏がすべて見られる展示でした。
根津美術館の「燕子花図屏風」も久しぶりに見ることができました。乾山の上出来の椿の香合や12月の絵替わりの角皿、抱一や其一の華やかな軸や絵巻など、本当に嬉しい展覧会でした。

 

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コメント

「風神雷神図」迫力ある絵ですね~何だか屏風絵みたいな感じにも見えるけどnote

それから、この絵の大きさはどの位あるんでしょうsign02

●古宮さん、風神雷神図はおっしゃるとおり屏風です。
以前の琳派展の図録を調べてみましたら、尾形光琳の風神雷神図は各164.5x181.8です。俵屋宗達のはもう少し小さかったように思います。鈴木其一のはそれよりずっと横長の襖で、宗達、光琳、抱一の3人の金屏風とは全くちがった趣です。図録は父子で1冊しか買わず、今は父が持っています。今回の図録は手元にないので、あまり詳しいことがわからず、ごめんなさい。

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