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  • 5月3日小石川の後楽園の庭を歩きました。

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東京藝術大学のコレクション

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 お盆になって少しのんびりした東京で、友人に会いました。今日一緒に見たのは東京藝術大学美術館で催されている「コレクションの誕生、成長、変容―藝大美術館所蔵品選―」です。

 藝大の前身である東京美術学校時代、学生の研究のために集められた美術品、在校生や卒業生の多くの作品、教授たちのコレクション、あるいは創立記念や退官記念に作られたり、贈られた作品が並べられていました。さして広い美術館ではありませんが、そこは我が国で最初に創られた藝術大学、すばらしい作品が並んでいました。

 最初に目をみはったのは北周時代の仏像。隋代のものに通じる華やかで明るい印象の菩薩立像でした。東京国立博物館の法隆寺館にも隋様式の仏像があったように覚えていますが、それよりはがっちりしたスタイルのものでした。左右対称のひれが法隆寺の飛鳥時代の仏像に似ています。プロポーションの美しい唐時代の仏像とはまた違う、魅力のあるものです。

 唐時代の仏像を連想させてくれたのは、京都・高山寺薬師如来坐像と東京国立博物館にある日光菩薩坐像ともと一具であったという月光菩薩坐像。胸から上と座られた脚の部分しか残っていない像ですが、きゅっとしまった細い腰をしていたのだろうなぁと思いました。天平時代には唐の文化が流入して、仏像はガラリと雰囲気が変わりますね。

 また、後漢時代の馬車の輿の柱であったという彫金の筒がありましたが、これもとても美しいものでした。仕事で後漢のころの漢方について読んだり調べたりすることがありますが、このような美しいものを作る能力を持っていたこの時代のことは、確かに調べる価値があるにちがいない、などと妙に説得されてしまうほど、よいものでした。

 「百鬼夜行絵巻」や肥後別当定慶作の「毘沙門天立像」、川合玉堂の「鵜飼」上村松園の「序の舞」など、本当にいろいろなものが並んでいる展覧会でした。東京美術学校初代校長であった岡倉天心を崇拝していたという平櫛田中の作品もありました。「橋本雅邦先生婦人寿像」も、いつもながら、本質を形にしてあるのでは、と感じさせてくれるものです。また、辻晋堂という人の「夏のあした(平櫛先生古稀像)」という作品があり、平櫛という人がどのような方だったのかを知ることができました。

 友人とは山崎覚太郎の風炉先屏風を見て、その猿をデザインしたモダンな漆の作品がおもしろい、と話し合いました。友人は猿のしっぽが気に入っていましたが、確かにリズムのあるしっぽの長い3匹の猿の作品は欲しくなるような作品です。

本当に、親しい人と美術館に行くのは楽しいですね。いつもお誘い感謝しています。

 

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