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中国生まれの茶陶器

Gosuakae

 年末に出光美術館の「茶陶の道 天目と呉州赤絵」展に参りましたが、ブログを書く余裕がなくてそのままになってしまいました。新年となって、すでに半月。今年もこのように、びっくりするような速さで時が過ぎていくのでしょうか?

 「天目と呉州赤絵」とあるように、貴人にお茶を差し上げる時に使う天目茶碗と中国福建省で作られていた粗製の貿易陶磁である呉州赤絵が展示の中心でしたが、宋代の白磁や青磁、ふしぎな粘土細工のような日月壷、蔵骨器もありました。中国陶磁の長い長い歴史が思われる展示です。

 大名物や名物と名のつく茶入もたくさん出ていました。茶陶が面白いと思えるのは、中国や朝鮮半島で雑器として使われていたものが、日本に持ち込まれて特別の役割を与えられて伝統を持つ家々でそれぞれの宝物として伝えられてきたことです。

 今回の図録では、茶入の写真を本体のみで写した姿と、牙の蓋をした姿で撮影したものと並べてありますが、牙の蓋をすると、まるでネクタイをしてきりりとした様子に似て、同じ焼き物であるのに全く違った魅力が引き出されるような印象があります。

 拙ブログの一番初めに、日本の美術館が中国製の物品を並べておくことについて、考えるべきと書きましたが、茶陶に関しては、このように日本人の美意識で伝世してきたものを世界の人に見ていただく意義は大いにあるように思います。

 呉州赤絵にしても同じで、端整に作られた五彩の皿よりも、勢いのある職人の筆遣いで自由に描かれた皿に魅力を感じた日本人の感覚を面白いと思いました。東京、北京、ソウルと美術品を見てまわって、似たようなものがある、と済ませそうになります。が、今一歩踏み込んで陳列品を見ていると、それぞれの国の人が大事にしたことや面白いと感じたことが想像され、いろいろなことが思い浮かんできます。

 仕事の場でも日常の生活でもますます中国や韓国の人との関わりは増えていますが、その共通するところ、相反するところを、美術品を見て思いをめぐらしてみるのも一興です。

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日本の美術・アジアの美術2

夏の会津

  • 15  喜多方の観光馬車
    会津若松で白虎隊の墓所、御薬園、鶴ヶ城をまわりました。