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ソウル奉恩寺の美しい提灯

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 仕事でソウルに行ったところ、会議場のすぐ横にお寺が見えたので空き時間に訪ねてみました。

 お寺の名前は奉恩寺(ポンウンサ)。ネットで調べると、新羅時代の高僧、縁会(ヨンフェ)国師が794年に見性寺(キョンソンサ)という寺院を建てたのが始まりとも、高麗時代に見性寺と呼ばれていた、ということがわかっているだけ、ともあり、創建の詳しいことはわからないようです。

世宗(セジョン1397-1450)の仏教弾圧時代には禅宗と教宗の2つの宗派のみが許されていましたが、この時代も禅宗の総本山としてあり、李氏朝鮮第9代君主・成宗(ソンジョン)の墓陵(宣陵)を守護する奉陵寺院(ポンヌンサウォン)となったのを機に1498年、寺の名称を変更し、奉恩寺となったそうです。

もともとは成宗の陵である宣陵の近くにあったのでしょうが、1562年には、今の江南区三成洞修道山に移転したということです。その後も僧侶の科挙をこの寺で行うなど、仏教行政の中心的存在でありました。1939年火災で焼失、現在ある建物の多くはその後に再建されたものです。

韓国ではお寺に入るのは初めてでしたが、とてもきれいな飾り付けがされていました。山門と法王楼の間には五色の長い布が渡されていて、拝殿となっている法王楼の天井はピンク色の提灯がびっしりと飾られていました。その後ろ側にあたる空間には朝鮮風の石塔があり、そこには白い提灯が、天井を作るかのように飾られていて、あたりは紙の作り出す柔らかい光に包まれ、心が穏やかになる雰囲気でした。

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奉恩寺は小さな山の斜面に多くの建物が配置されているのですが、階段を上っていくと小さなお堂があったり、都会とは思えないような緑の中に建物が見えたりして、これがビジネス街のすぐ横にあるお寺ということを忘れてしまいそうです。小さなお堂、北極宝殿は山神・七星・独聖が祀られているそうで、これは民間信仰の神様ということです。寺院全体の大きな門には「曹渓宗」とあり、禅宗の寺院なのですが、こうした神々を一緒にお祀りするのは、日本と似ていますね。

最後には寺の左手奥にある弥勒大仏を拝見しに行きました。1996年に造られた韓国最大の弥勒仏だそうです。頭に四角い塔を載せているところが韓国的です。ソウルのCOEX近くにあるので観光客も訪ねていますが、ほとんどは参拝に来た方たちのようでした。高級住宅地といわれる江南(カンナム)の中の、静かにお祈りする場所なのでしょうか。

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(アルバム 「ソウル奉恩寺」 をアップしました。画面右上から入れます。)


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