最近のトラックバック

美術に関する本

作品が掲載されているHPへ

  • 八橋蒔絵硯箱
    燕子花と橋のデザインされた光琳の作品 (東京国立博物館HP)

裏磐梯 五色沼周辺 1


  • 猫魔から五色沼入口へ向かう散策路を歩きました

さくら

  • Dsc00334_edited
    いろいろなところで撮った桜の写真です。

青楓の小石川後楽園


  • 5月3日小石川の後楽園の庭を歩きました。

« 天目茶碗の青い不思議な光 | トップページ | マレーシア国立テキスタイル美術館 »

幾何学的唐草模様の美しさ

Kl01


 3月の末にクアラルンプールに旅行し、イスラム美術館に行って参りました。ホテルの前から観光用の循環バスに乗って国立モスクの停留所で降ります。本当はそこから平らな道を戻ればすぐに左手奥に見えたのですが、坂道を上ってしまって、警察博物館の方に向かってしまい、しばらく暑い中を探しまわることになりました。

 緑が濃く、木々の勢いのあるマレーシアでは、案内板も草木に隠れがちで、きちんと探せば大きな案内が出ていたのになぜか見落としてしまっていました。一日に数度、通り雨のあるこの国では本当に緑の植物たちがきれいで、ぐんぐん育っていくように見えました。

 さて、ようやく辿り着いたイスラム美術館は白と青の美しいタイルで飾られた建物です。基調は白で、ガラスの窓が大きく、明るい光につつまれ清潔な印象を与えます。イスラム寺院のようなドームを持ち、傾斜地に建てられているので、そのドームを横から見ることもできます。また、展示室やロビーの上を見上げると大きなドームの裏側が広がります。1998年にオープンしたということで、まだまだ新しく、白のまぶしい建物でした。

Kl02


 展示の最初には世界各地にあるイスラム建築のミニチュアがたくさんありました。中東、ロシア、中国、中央アジア、インド、そしてマレーシアにある有名なイスラム寺院が説明のパネルとともに並べられています。

 マレーシアの四角い寺院建築のミニチュアを見終えた次には、さまざまなコーランが展示してありました。文様のような文字だけで構成されているのですが、大変豪華な作りで、たっぷりと金をつかってありそうなものもありました。我が国の平家納経のようですね。あの不思議なコーランの文字を書く筆とその筆を整える鋏や細密画などがありました。

 展示室の天井を見上げると美しい屋根裏があり、見とれておりました。館内は撮影禁止なのが、とても残念です。その美しいドームの展示室の一角に幾何学模様の下絵がありました。また、天文学の資料などもありました。中世、イスラムは科学の進んだ先進地域だったことを思い出します。このイスラム文化を作った人たちは数学が好きな人たちだったのでしょう。本当に美しい均整のとれた模様の数々です。

 タイルにも布にも、調度品にも幾何学的な植物文様が描かれて、とどまることのない永遠の生命力を伸ばし続けています。同じ唐草文様が日本の仏像の周囲にもたくさんあることは、同じひとつの種からアジア全域に広がったこの模様の東の端に私たちが住んでいる証でしょう。

ミュージアムショップではこの美術館を紹介する小さくてきれいな冊子や幾何学模様のカード類、イスラム模様の木工細工で作ったしおりなど買いました。また、ここのレストランでは噴水の見える明るいテーブルでイスラム料理が味わえます。スパイスの効いた美味しい肉料理を楽しみました。落ち着いた雰囲気で、明るく、ゆったりと見学できるイスラム美術館、機会があればまた訪ねたいところです。

Kl03

(写真は同館のパンフレット2種と最下段はミュージアムショップで買ったカードと絵葉書です。)

« 天目茶碗の青い不思議な光 | トップページ | マレーシア国立テキスタイル美術館 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/88028/57116013

この記事へのトラックバック一覧です: 幾何学的唐草模様の美しさ:

« 天目茶碗の青い不思議な光 | トップページ | マレーシア国立テキスタイル美術館 »

日本の美術・アジアの美術2

夏の会津

  • 15  喜多方の観光馬車
    会津若松で白虎隊の墓所、御薬園、鶴ヶ城をまわりました。